人類の進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 08:01 UTC 版)
人類がサフル大陸に進出したのは、最終氷期にあたる紀元前6万~5万年の旧石器時代である。そのため、当時は海面が現在より80メートルも低かったとされ、大陸が形成できた。しかし、それでもサフル大陸に最も近い現在の東南アジアとなるスンダランドからは80キロメートルの距離があり、意図的な航海だったことが予測されている。この時代の人間は簡単な石器しか作れなかったため、サフル大陸に渡った人類の痕跡は、石器類の人工遺物、埋葬された人骨などである。最も古い人類の痕跡は北部、東南部から発見されており、年代は約6万年前なので、上陸した地からかなり遠い東南部から報告されているということは、かなり速いスピードで人類がサフル大陸に進出して行った事が分かる。また、オーストラリアの古い遺跡が、サフルの海岸沿いに位置していることから、海岸沿いに人類が進出したものと思われる。
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