人類の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 08:01 UTC 版)
移り住んだ人類の特徴は、オーストラリア東南部からの出土人骨から解析されており、大きく分けて2タイプある。1つ目は頑強な体型で、ウィンランド湖、コウ沼遺跡、コフナ、クーボル遺跡などから、1万5千年前から5千年前にかけて出土しているタイプである。2つ目は華奢な体型で、明らかに新人類(現代型ホモ・サピエンス)に属していると思われ、6万2千年前とかなり古いタイプである。このことから、サフル大陸に移住してきたのは新人類で、そこから頑強な体型の人々が派生したという一元説が現在の通説となっている。 生活形態は旧石器時代のままで、簡単な石器しか作れなかった。そのため、狩猟や採集を主とする生活を送っていた。また、海洋資源の利用も3万年から2万年前には行われていたとされる。3万年前には、中央部の乾燥地域にも進出した。ただし、当時は冷涼・湿潤な地域で、大変暮らしやすい地域だった。 また、サフル大陸からニューギニア北東沖の島国、ビスマーク諸島、ソロモン諸島などへ旧石器人類はどんどん拡散していった。
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