人的資源の管理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:45 UTC 版)
多くのNPOはボランティアを主要な人的資源とするが、ボランティアは有給の被雇用者とは全く違う性質を持つ労働力であり、その管理には会社組織の従業員管理とは異なる手法が求められる。ボランティアは自発性を特徴としているが、これは裏を返せば「気に入らない仕事はやらない」ことにも繋がりうるため、ボランティアを組織化する際には組織の凝集性を確保しなければならない。この為の手法としては次のようなものが挙げられている。 時間を共有する機会の確保 組織における個々の役割の明確化 メンバーの明確化 密なコミュニケーション 組織の無秩序な拡大の排除 またNPOが継続的な活動を行う場合、創設メンバーが退いた後に組織を運営出来る人材の育成も必須である。このような後継者を育成する際には有給の被雇用者とし、最低でも中小企業並みの待遇を用意すべきであるとの指摘もある。
※この「人的資源の管理」の解説は、「NPO」の解説の一部です。
「人的資源の管理」を含む「NPO」の記事については、「NPO」の概要を参照ください。
- 人的資源の管理のページへのリンク