人物神に否定的な文明
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/07 01:00 UTC 版)
日本やローマ、中国と同じ多神教圏でも古代エジプトや古代インドでは、王や英雄は、神々の化身、地上での仮の姿、加護を得た人物と見做された。つまり個人崇拝であってもあくまで神が主体で人間が従属、神の一部と捉えられた。また古代オリエントにおいて王族は、神から地上を統治する権利を与えられた人間、神の代理人と捉えられ神と同列には、扱われなかった。 一神教圏では、唯一の神を信仰し、人間は、平等であると捉えられた。しかし現実には、イエスやモーゼ、ムハンマドなど聖人の言動が多くの場で取り上げられ、信仰の対象となり得た。それでもこれらも個人崇拝ではなくあくまで教義における模範的な一信者と捉えることが出来る。ただし同じ宗教でも聖人崇拝も禁止している宗派も存在する。
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