人形に見る歴史(生活・風俗)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 23:45 UTC 版)
「人形」の記事における「人形に見る歴史(生活・風俗)」の解説
財団法人人形美術協会は、日本有数の古人形コレクションである「観方コレクション」を所蔵している。日本画家であり、風俗研究家であった吉川観方が、生涯をかけて蒐集した古人形の集大成こそ「観方(かんぽう)コレクション」である。 吉川観方により収集された人形コレクションは、宮家や公家・武家等に伝わった古典人形から、一般庶民の暮らしと共にあった素朴な郷土人形など種類も多岐にわたっており、質、量ともに日本随一である。観方コレクションは、儀礼用、愛玩用、装飾用、鑑賞用、美術工芸品というように幾つにも分かれ、平安時代から発展してきて江戸時代に至った、日本の人形の歴史がわかると同時に、人々の生活の歴史や風俗がうかがえる。コレクションは、伝来・製作年代・作者等が明らかなものも多く、人形美術協会ではこの貴重な文化遺産であるコレクションの保存と研究にも力を入れているという。 観方コレクションは、以下の9つの人形カテゴリーに分類収集されている。 古代人形(ひとがた) 御所人形 加茂人形 奈良人形 嵯峨人形 衣装人形 美女人形と役者人形 機巧(からくり)人形 土人形(つちにんぎょう)
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