京からかみの紋様
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 03:43 UTC 版)
襖障子は、明かり障子のように採光性という重要な目的性という機能を持たず、たんに室内の間仕切りとしての役割しか持っていない。それでいて、構造的な壁面と違って、その部屋の役割や個性や室礼(しつらい)に重要な役割を果たしている。 その部屋の果たすべき目的や雰囲気は、襖障子に描かれた紋様によって、大部分が決定されているとも言える。格式を重んじる応接間としての書院と、やすらぎを得る家族の居住する居間とは自ずから襖障子の紋様の果たす役割が異なる。さらに、その家の主の社会的立場や好みによっても、襖障子の紋様は異なった。襖の紋様を大別すると、公家好み、茶方好み、寺社好み、武家好み、町や好みに分けられる。
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