交響曲第82番 (ハイドン)とは? わかりやすく解説

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交響曲第82番 (ハイドン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/26 05:00 UTC 版)

交響曲第82番の自筆譜(第1楽章 冒頭部分)
音楽・音声外部リンク
全曲を試聴する
アンドレス・オロスコ=エストラーダ指揮
ジャン=クリストフ・スピノジ指揮
以上演奏は何れもhr交響楽団の管弦楽、同楽団YouTube公式アカウントより。

交響曲第82番 ハ長調 Hob. I:82 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドン1786年に作曲した交響曲。全6曲からなる『パリ交響曲』の1曲目であり、『』(: L'Ours)の愛称で知られる。

愛称の由来

』という愛称はハイドン自身によるものではないが、終楽章冒頭の前打音を伴う低音が熊使いの音楽を思わせることから、この愛称で呼ばれるようになった[1]

楽器編成

フルート1、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、ティンパニ弦五部

High-C管のホルンが指定されており、事実上トランペットと同じ音域を演奏する必要があるため、ホルンの代わりに、トランペット2本が用いられることもある。

曲の構成

全4楽章、演奏時間は約25分。

逸話

  • 2018年10月に開催された『第18回東京国際音楽コンクール<指揮>』に於ける第1次予選の課題曲として当楽曲が採用された。当該コンクールでは、第1位から第3位までを日本人出場者が独占、なかでも第1位にはコンクール史上初めて女性出場者(沖澤のどか)が選ばれている[2][3]

脚注

  1. ^ 大宮真琴『新版 ハイドン』音楽之友社、1981年、182頁。ISBN 4276220025 
  2. ^ 宮沢昭男(音楽評論)「《レポート》2018年 東京国際音楽コンクール<指揮>」(PDF)『みんおんクォータリー』第53号、民主音楽協会、2019年1月、2-3頁、2023年3月19日閲覧 
  3. ^ 山田真一「第18回 東京国際音楽コンクール〈指揮〉結果発表と記者会見」『ぶらあぼONLINE』2018年10月16日。2023年3月19日閲覧。

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