交響曲第3番の作曲と標題とは? わかりやすく解説

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交響曲第3番の作曲と標題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 03:43 UTC 版)

交響曲第3番 (マーラー)」の記事における「交響曲第3番の作曲と標題」の解説

交響曲第3番は、1895年の夏に第2楽章から第6楽章まで作曲され、翌1896年第1楽章書き上げられ完成した当初構想されていた第7楽章は、すでに1892年独立した歌曲として作曲され初演もされていたが、最終的に第3番には採用されず、のちに交響曲第4番終楽章として使用されることになる。 マーラー1896年6月終わりには第7楽章削除することを決め8月6日付け批評家マルシャルクに宛てた手紙で、「僕の作品完了した」と述べ手紙中に標題書いている。標題それまでいくつか変遷たどっているが、このときマーラー手紙示した標題最終的なものと考えられ次のようなものである第一部 序奏牧神パン)が目覚める第1楽章 「夏が行進してくる(バッカス行進)」 第二部 第2楽章野原花々が私に語ること」 第3楽章森の動物たちが私に語ること」 第4楽章 「夜が私に語ること」 第5楽章天使たちが私に語ること」 第6楽章 「愛が私に語ること」 しかし、これらの標題は、後に誤解を受けるとして、マーラー自身の手により破棄されたため楽譜には書かれていない指揮者ブルーノ・ワルターは、1894年から1896年までハンブルク歌劇場マーラー助手つとめていたが、1896年の夏マーラー招かれシュタインバッハ訪れたワルター回想によれば、このとき、汽船到着したワルター険しく聳(そび)えるレンゲベルクの岩山に眼をとめて感嘆していると、迎えにきたマーラーが「もう眺めるに及ばないよ。あれらは全部曲にしてしまったから。」と冗談ぽく語ったという。休暇終わりには、ワルター新し交響曲マーラーピアノ演奏聴いている。

※この「交響曲第3番の作曲と標題」の解説は、「交響曲第3番 (マーラー)」の解説の一部です。
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