交響曲第1番_(ルーセル)とは? わかりやすく解説

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交響曲第1番 (ルーセル)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/21 08:55 UTC 版)

交響曲第1番 ニ短調 作品7, L. 8 は、アルベール・ルーセル1904年から1906年にかけて作曲した交響曲。『森の詩』(Le Poème de la forêt)という標題が付けられている。

概要

ルーセルはその生涯で4曲の交響曲を作曲したが、その中で本作は最初に作曲された作品であり、クロード・ドビュッシーモーリス・ラヴェルらによる印象主義音楽から影響を受けていた1902年から1913年までの期間に作曲されたものである。

作品はアルフレッド・コルトーに献呈されており、初演は第3楽章のみが1904年12月15日にコルトーの指揮でAssociation des Concertsによってパリで、第4楽章のみが1907年11月10日カミーユ・シュヴィヤールの指揮でラムルー管弦楽団によって同じくパリで行われているが、全楽章を通しての初演は1908年3月22日シルヴァン・デュピュイ英語版の指揮でコンセール・ポピュレール(現:コンセール・パドルー)によってブリュッセルにて行われた。

楽器編成

ピッコロフルート2、オーボエ2、イングリッシュホルンクラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、チューバティンパニハープ2、弦五部

曲の構成

全4楽章、演奏時間は約35分。それぞれの楽章が四季を描写している。

  • 第1楽章 の森(Foret d'Hiver
    ニ短調、8分の9拍子 - 4分の4拍子
    終盤でホルンとトランペットで循環主題が提示される。
  • 第2楽章 Renouveau
    イ長調、4分の4拍子、ソナタ形式
    再現部では第1主題と第2主題は逆の順序で再現されている。
  • 第4楽章 牧神と森の精(Faunes et Dryades
    ニ短調 - ニ長調、4分の3拍子、ロンド形式(A-B-A-C-A-B-A')。

参考文献

外部リンク

交響曲第1番 ニ短調 作品7, L. 8『森の詩』の楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト




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