交通政策への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 22:33 UTC 版)
「さわやか市民バス」の記事における「交通政策への影響」の解説
この「さわやか市民バス」は5年間と運行期間は短かったものの、その後の市の交通政策に大きな転換をもたらした。以降は無料自治体バスでははなく、市が主導して東武バスやグローバル交通といった市内の民営バス事業者の路線を再編・調整し、必要に応じて補助金を支出することで市内バス路線網を整備していく方針へと転換された。これは隣接する三郷市が進めた「三郷方式」に倣ったものである。 詳細は「グローバル交通#三郷市の路線バス網」を参照 その後、2012年(平成24年)3月17日には、JR武蔵野線の新駅として吉川美南駅が開業し、これに合わせて一般路線バスの新路線開業や同駅への乗り入れ開始が行われた。この新駅開業は市にとっても追い風となったが、この際に開業した路線の中には「さわやか市民バス」の一部ルートを踏襲した上で新駅まで延伸されたものもある。 また2014年(平成26年)に町内循環バス(運賃無料の自治体バス)を廃止し、その代替として新たなデマンド型交通などを作るのではなく、タクシー利用料金の助成事業を開始した埼玉県美里町に倣い、吉川市でもタクシー券の交付を始めている。この事業の試行開始に先立ち、吉川市では先行事例として美里町へ視察に赴いている。 「美里町町内循環バス」も参照 しかし2019年末からの新型コロナウイルス感染症の流行の影響を受け、「さわやか市民バス」廃止後のバス路線整備や新駅開業の際に新設された一般路線が廃止や減便に追い込まれるという状況も発生している。
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