事件をめぐる状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 03:10 UTC 版)
「デビッド・スネドン」の記事における「事件をめぐる状況」の解説
中華人民共和国政府の公式見解は、スネドンが虎跳峡をトレッキングした際に金沙江に転落死したというものであるが、遺体は回収されていない。合衆国政府はいったんは中国政府の公式見解を受け入れた。しかし、家族らの現地調査ではスネドンは渓谷を無事渡り切っている。その後、スネドンが北朝鮮当局によって拉致されたという説得力のある証拠が発見された後、アメリカ合衆国下院は2016年9月28日に全会一致で、アメリカ国務省および他のすべての情報機関にスネドンの所在に関する調査を再開するよう指示することを決議した。2年後の 2018年11月29日、アメリカ合衆国上院も全会一致で同様の決議を可決した。 北朝鮮はスネドンの失踪への関与を否定している。 スネドン家の人びとはかねてより、北朝鮮拉致問題に詳しい日本からの主導的な動きに強い期待の声を寄せてきた。特に長兄のマイケル・スネドンは熱心に活動しており、何度も来日して「救う会」や「家族会」(北朝鮮による拉致被害者家族連絡会)の会員と面会している。また、デビッドの母が横田めぐみの母、横田早紀江と同年齢であり、同じ母親として早紀江のことを思い出し、デビッドのことは諦めることなく、いつも力を得ていると語っているという。
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