主にインドが起源と考えられている諸族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 07:16 UTC 版)
「ジプシー」の記事における「主にインドが起源と考えられている諸族」の解説
ロマ 北インド・パキスタンに起源を持つインド・アーリア人系の移動型民族。ロマ語を話し、欧州における「ジプシー」の最大勢力である。 ロミ ルーマニア、ルーマニア語圏に居住するロマニ系の民族。19世紀には現代のルーマニアに当たる地域で奴隷とされた。独自の文化や慣習を固守し、キング(王様)も存在する。 アッシュカリー、またはエジプシャン コソボ及びその周辺諸国(旧ユーゴスラビア)に居住するロマ系の民族。当人たちは「ロマと異なるアイデンティティーを持つ」としているが、ロマ及び居住地域のその他住民からはロマの一部とみなされることが多い。 ロム (Lom people) 南コーカサス(アルメニア等)とアルトヴィン(トルコ)に居住する民族。欧州方面へ移動するロマの集団から別れ、11世紀頃の当地に留まった人々が先祖と考えられている。 ドム 主に中東のイスラム圏に居住するインド・アーリア人系の民族。彼らの話すドマリ語(Domari language)はロマ語と密接な関係にあると考えられている。 リューリ 中央アジア及びロシアに居住するドムの亜集団。 バンジャラ (Banjara) インド及びパキスタン各地に居住し、ラージャスターン語系統のバンジャリ語(Banjari language)を話す民族。 スリランカ・ジプシー (Sri Lankan Gypsy people) スリランカに居住し、主にテルグ語を話す民族。スリランカの主要言語であるシンハラ語ではahikuntakaと呼ばれている。
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