主な中央海嶺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 00:18 UTC 版)
大西洋中央海嶺 : 大西洋の真中を南北に連なる海嶺。南北アメリカの海岸線とヨーロッパ・アフリカのそれとがよく一致していることは有名だが、この海嶺もその線を描く。海嶺北部にアイスランドがあるが、ここは、大西洋中部のアセンション島、南部のトリスタンダクーニャとともに、大西洋の拡大を発生させたホットスポットのひとつである。大西洋はまだ若いため、ホットスポット下から上昇してくるマントルプリュームの活動が、海嶺の拡大に大きく寄与している。 ナンセン・ガッケル海嶺 : 大西洋中央海嶺の続きでアイスランド北方から北極海を通り東シベリアまで続く中央海嶺。 東太平洋海嶺(海膨) : カリフォルニア湾からチリ沖のイースター島付近に繋がっている太平洋の中央海嶺。ここで生まれた海洋底の西側は、誕生した約2億年後に日本海溝に沈む。 太平洋南極海嶺 : 東太平洋海嶺の続きで南緯55°以南を東西に走る太平洋の中央海嶺。 チリ海嶺 : 東太平洋海嶺から分かれてペルー・チリ海溝まで続く太平洋の中央海嶺のひとつ。 中央インド洋海嶺 : セーシェル島、モーリシャス島沖、東経60°付近に位置するインド洋の中央海嶺のひとつ。モーリシャス沖南緯20°のロドリゲス三重点で南西インド洋海嶺と南東インド洋海嶺につながる。北部はアデン湾まで伸び、カールスバーグ海嶺とも呼ばれる。 南西インド洋海嶺 : ロドリゲス三重点からマダガスカルの南方へ南西方向に連なるインド洋の中央海嶺のひとつ。 南東インド洋海嶺 : インド洋の中央海嶺のひとつ。ロドリゲス三重点からオーストラリア南方まで連なっている。 南アメリカ南極海嶺 : 大西洋の中央海嶺のひとつ。サウスサンドウィッチ諸島南東から大西洋中央海嶺まで続く。
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