中華民国におけるMTBタイプ艇の採用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/23 08:37 UTC 版)
「高速魚雷艇」の記事における「中華民国におけるMTBタイプ艇の採用」の解説
1930年代の中華民国海軍もイギリスのMTB系の高速魚雷艇の有効性に着目し、ソーニクロフト社製の魚雷艇CMBを導入して長江流域や中国南部沿岸海域などで使用した。日中戦争中、CMBの一部は上海の黄浦江で日本海軍の第3艦隊旗艦出雲に雷撃を試みている。また、中華民国の海関(税関)当局も、税関監視艇としてBPB社製魚雷艇を非武装仕様で導入しており、長江流域や中国南部沿岸などで密輸監視・取締活動に使用した。中国南部沿岸海域では、大型の監視船「福星」に高速監視艇を搭載して広域的に取締活動を行うといった取り組みも行われている。
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