中村橋吾とは? わかりやすく解説

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中村橋吾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/16 05:25 UTC 版)

なかむら はしご
中村 橋吾
屋号 成駒屋
定紋 四ツ梅
生年月日 (1979-10-09) 1979年10月9日(45歳)
本名 和田 尚登
襲名歴 1. 中村橋吾
出身地 日本山形県鶴岡市[1]
血液型 A型[注 1]

中村 橋吾(なかむら はしご[注 2]1979年10月9日[注 3] - )は、日本歌舞伎役者、歌舞伎 立師 たてし[注 4]アーティスト[4]、クリエイター・デザイナー。 師匠は八代目中村芝翫、日舞の師匠は中村福賀(中村流)。屋号成駒屋定紋は四ツ梅[5]。本名は和田 尚登(わだ なおと)[6]。公称身長は178cm、最終学歴:鶴商学園高等学校(現・鶴岡東)卒業[2]重要無形文化財歌舞伎総合認定保持者(団体認定)。

概略

山形県鶴岡市出身。1998年18歳の時に国立劇場歌舞伎俳優研修生となり、第15期歌舞伎俳優研修を修了。平成13年に中村橋之助(現・中村芝翫)に入門。2013年(平成25年)、名題昇進。2023年に重要無形文化財(総合認定)に認定され、伝統歌舞伎保存会会員となった。

2022年9月16日に出身地・鶴岡市の「鶴岡ふるさと観光大使」の委嘱状を交付され[7]、歌舞伎出演が無い時などに鶴岡の魅力を発信する活動の一環で、2023年には『鶴岡天神祭』のパレードに参加したり[8]、自身の名跡(芸名)の名が付いた山形県ブランド米つや姫「橋吾米・つや姫」の田植えから稲刈りまで行いPRをした[9][10][11]

2023年10月18日、重要無形文化財(総合認定/第十六次)に認定され「伝統歌舞伎保存会」会員となる[12][6]

2024年から大々叶(だいだいかのう)というアーティスト名でさまざまなアート制作やプロダクトデザインを手掛けている[13]

受賞歴

脚注

注釈

  1. ^ 67巻p.64:身長・血液型を確認[2]
  2. ^ 中村壱太郎中村虎之介片岡千之助らの先例に従って「初代」を外した。新設された名跡は便宜上初代が付く事があるが、代数は、後継の2代目以降の役者が生まれてから付けるものである。
  3. ^ 60巻p.216:本名・生年月日などを確認[3]
  4. ^ 「はしご車」運営橋吾応援サイトおよび各種歌舞伎公演での『筋書』スタッフクレジットより。
  5. ^ 2004 - 2019年迄の奨励賞3件[5]

出典

  1. ^ 歌舞伎俳優名鑑 中村橋吾
  1. ^ 新村清美 2015, p. 65.
  2. ^ a b 演劇界 2009, p. 64.
  3. ^ 戸倉隆 2001, p. 216.
  4. ^ 日テレNEWSカルチャー【公式】 (2024-10-01), 【歌舞伎俳優・中村橋吾】“歌舞伎を通して社会問題を訴える” コロナ禍で気づいた歌舞伎の力, https://www.youtube.com/watch?si=I-Se4HPMM4v1-x7t&v=IXYnT5Q71xo&feature=youtu.be 2025年3月21日閲覧。 
  5. ^ a b 金田栄一 2021, p. 333.
  6. ^ a b 文化審議会の答申(重要無形文化財の指定及び保持者の認定等)』(プレスリリース)文化庁、2023年7月21日https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/93918602.html2024年3月31日閲覧 及びⅠ. 答申内容” (PDF). 文化庁. pp. 8-9. 2024年3月31日閲覧。 “重要無形文化財の保持者の団体の構成員の追加認定(総合認定)”
  7. ^ 活動記録(令和4年9月)鶴岡市”. 鶴岡市 (2022年9月30日). 2024年2月7日閲覧。
  8. ^ 中村橋吾 [@ha_shigo] (2023年6月2日). "おはようございます! 山形新聞のアートフロンティアのコーナーにて月に一度執筆させていただいておりまして、本日の新聞に掲載されました。是非ご覧くださいませ✨". X(旧Twitter)より2024年2月7日閲覧
  9. ^ やまがた特命 観光・つや姫大使/鶴岡市ふるさと観光大使 歌舞伎役者 中村橋吾が「田植え」から「稲刈り」を行った『橋吾米・つや姫』”. 與惣兵衛直販・通販サイト. 與惣兵衛 (n.d.). 2024年2月7日閲覧。
  10. ^ 「橋吾米」と「ふるさと米」いかが 地元出身・つや姫大使が田植え協力」『山形新聞』山形新聞社、2024年1月5日。2024年2月7日閲覧。
  11. ^ 森綾(取材・文) (2024年8月9日). “第217回:中村橋吾さん”. Frag Lab(フレグラボ). スペシャルインタビュー「今、かぐわしき人々」. 日本香堂. 2025年5月16日閲覧。 “全3頁のうち2頁目に故郷の話。”
  12. ^ 現会員”. 伝統歌舞伎保存会について:会員一覧. 伝統歌舞伎保存会 (2023年10月18日). 2024年3月31日閲覧。 “第十六次認定”
  13. ^ UZ Fabric×大々叶Collaboration”. UZ Fabric. 2025年3月21日閲覧。
  14. ^ 第20回 日本俳優協会賞”. 日本俳優協会ウェブサイト. 催し・イベント. 日本俳優協会 (2015年2月18日). 2024年2月7日閲覧。

参考文献

外部リンク




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