中井用水
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 05:33 UTC 版)
「大江川 (名古屋市)」の記事における「中井用水」の解説
中井用水は、天白区の下八事下池を水源とし天白区・瑞穂区・南区の丘陵地の水を集めて流下する河川で、大江川の上流にあたる。本地村の七子水田、水袋新田(現・南区)の灌漑用水として造られたと考えられている。上流域ではかつて「八事川」や「中江川」とも呼ばれ、現在の南区赤坪町付近で天白川に合流していた。天白川本流の川底が高くなって排水困難となったため1741年(元文六年)にこの流路は廃川となり、その後は後述する大江川湊に向かう流れとなったようである。舗装や下水道の普及による流量の減少と水質の悪化により1980年(昭和55年)から1990年(平成2年)にかけてほとんどが暗渠化された。 暗渠化された用水路上の一部(7.4km)は「中井用水緑道」として整備されており、国道1号付近から町中を進み、途中で分岐して一方は笠寺公園付近へ、もう一方は天白川と並行しながら瑞穂区井の元町の中根公園へと至る。
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