世界王座陥落・王座返り咲き
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「ダニエル・コーミエ」の記事における「世界王座陥落・王座返り咲き」の解説
2017年7月29日、UFC 214のUFC世界ライトヘビー級タイトルマッチでライトヘビー級ランキング1位の挑戦者ジョン・ジョーンズと再戦。前回同様、スタンドの攻防で互角の展開を繰り広げたものの、3Rに左ハイキックでぐらついたところに追い討ちでダウンを奪われ、追撃のパウンドでKO負けを喫し王座陥落した。この試合に賭けていたためか、コーミエは試合後に人目もはばからず号泣した。なお、この試合でコーミエはファイトマネーのみで100万ドル(約1億円)を稼ぎ、ジョーンズのファイトマネー50万ドル(約5千万円)を大きく上回った。後日、この試合のレフェリーを務めた"ビッグ"・ジョン・マッカーシーに対するコーミエの試合後の態度が問題視され、コーミエはインスタグラムで、マッカーシーに対して「あなたに取ってしまった態度について謝罪したい。試合を少しでも長く続けさせてくれたことに、とても感謝している。」と投稿した。 2017年8月22日、全米アンチドーピング機関(USADA)が、UFC 214の前日7月28日の計量後に実施したドーピング検査でジョーンズの体内より違法薬物トゥリナボールの陽性反応が検出されたことを公表した。 2017年9月13日、Bサンプルも陽性反応だったことが全米アンチドーピング機関(USADA)により公表され、これを受けて即座に、カリフォルニア州アスレチック・コミッションは試合結果をノーコンテストに変更、UFCはジョーンズからライトヘビー級王座を剥奪しコーミエに王座を差し戻した。 2018年1月20日、UFC 220のUFC世界ライトヘビー級タイトルマッチでライトヘビー級ランキング2位の挑戦者ヴォルカン・オーズデミアと対戦。1R序盤で打撃を見切り、ストライカーのオーズデミアを相手にスタンドの攻防でも上回り、1R終盤にはチョークを極めかけるなど全局面で圧倒し続け、2Rにマット・ヒューズ・ポジションでのパウンドでTKO勝ち。3度目の王座防衛に成功し、パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
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