不規則変化:domus
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 18:27 UTC 版)
「ラテン語の格変化」の記事における「不規則変化:domus」の解説
domus (家、住居、家屋、家庭、家族)は、第4格変化(U型)に第2格変化(O型)が混じった不規則な格変化をする(特に文学作品で)。 ただし、実際の用法では、第4格変化の-us語幹のような規則変化をすることが多い(単数奪格と複数対格のみ、母音のuがoに変わって-ō, -ōsとなる)。 以下では、とりうる全ての活用形(第4格変化と第2格変化の混合)をまず掲げ、その後に、最も一般的に使われる活用形(第4格変化の-us語幹に近似)を抽出した形で示す。 domus, domūs f.「家」 全ての活用形 格\数単数複数主格 domus domūs 属格 domūsdomī domuumdomōrum 与格 domuīdomōdomū domibus 対格 domum domōsdomūs 奪格 domōdomū domibus 最も一般的な活用形 格\数単数複数主格 domus domūs 属格 domūs domuum 与格 domuī domibus 対格 domum domōs 奪格 domō domibus 呼格は主格と同形。地格はdomīとなる(「家で」)。なお、「家に」は対格(domum)を、「家から」は奪格(domō)を用いる。
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