三平・香葉子夫妻との交流
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「三遊亭金馬 (3代目)」の記事における「三平・香葉子夫妻との交流」の解説
金馬の趣味は前述の通り釣りだが、お気に入りの釣竿(和竿)があり、それを作る名職人(江戸竿師)「竿忠」の娘が海老名香葉子であり、幼いころから家族ぐるみの交流があった。香葉子は、太平洋戦争の東京大空襲で一夜にして父を含む家族のほぼ全員(三兄の中根喜三郎はただ一人空襲を生き延びている)を失い、みなし子となった。竿忠の安否を気遣って焼け跡に探しに行った金馬は、生き残った香葉子を見つけ、「ウチの子におなりよ」と声をかけ、連れ帰った。 こうして香葉子は金馬の事実上の養女として育ててもらった。金馬は東宝名人会の専属であり、東宝名人会の同僚に7代目林家正蔵がいたが、その7代目正蔵の子は、のちに「爆笑王」として人気を馳せる初代林家三平であった。このような縁もあり、香葉子と初代三平が結ばれることになった。三平・香葉子夫妻を描いたテレビドラマ『林家三平ものがたり おかしな夫婦でどーもスィマセン!』(テレビ東京系・2006年8月20日で放送)にも金馬が登場し、金馬役を立川志の輔が演じた。
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