三・四丁目
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 04:02 UTC 版)
行政機関や大企業の支社が集中する一丁目や二丁目とは趣を異なり、低層住宅地域である。毎年公表される公示価格はこの地域で調査している地価であり、東北の住宅地の中では最高価格が公示されることが多い。このため仙台市民の間では錦町・米ヶ袋・川内三十人町などと共に「お屋敷町」として意識されており、特に上杉三丁目を中心とする地域は都心に近い割に治安が良いということでマンションや土地の価格も他の地域よりもやや高めに設定されている。 三丁目にある旧逓信省仙台地方簡易保険局庁舎は、占領期初期に進駐軍に接収された。仙台は当初、横浜市に司令部がある第8軍の部隊が進駐したが、まもなく札幌市に司令部がある第9軍管轄となった。その後、第9軍司令部が仙台に移転となり、仙台地方簡易保険局庁舎に入った。キャンプ・センダイ(仙台城二の丸)が完成すると第9軍司令部はそちらに移転し、仙台地方簡易保険局庁舎は病院に転用され、172ステーション・ホスピタルと呼ばれた。朝鮮戦争が始まると、多数の負傷した兵士が運ばれてくるようになり、ヘリコプターが屋上に着陸する場合もあった。
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