万引きの有無について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/03 14:59 UTC 版)
「ラターシャ・ハーリンズ」の記事における「万引きの有無について」の解説
ハーリンズはバックパックを「半開き」にして、オレンジジュースのボトルが見える状態にしたまま、かつ代金となる紙幣を片手に握った状態であったことが証言され、証拠とした映像にもその様子が記録されていた。 事件捜査を担当したロサンゼルス市警警視は事件直後の3月の時点で、メディア取材において「万引きの試みはありませんでした。強盗はありませんでした。犯罪行為はまったくありませんでした」とハーリンズの行動についてコメントしている しかし裁判が進むなか検察側は店主側の殺意の有無に議論を集中し、事件のきっかけとなった万引き容疑については最終的な事実認定を避けていったため、裁判上はハーリンズによる万引きの有無は確定していない。これは万引きの誤認よりも故意の殺人と陪審に判断されるほうがはるかに量刑が重くなると検察側が判断したためだと見られている。 また当時のカリフォルニア州法においては支払能力があっても店主に断りなくバッグに品物を入れる行為が窃盗と判断されることがあり、実際にロサンゼルス市警が多くの黒人をこの容疑で逮捕していたことを弁護側に突かれたため方針を転換したとも言われている。
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