万人の万人に対する闘争とは? わかりやすく解説

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万人の万人に対する闘争

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 03:28 UTC 版)

万人の万人に対する闘争」(ばんにんのばんにんにたいするとうそう、: bellum omnium contra omnes, : the war of all against all)とは、トマス・ホッブズ1642年の『市民論』(De Cive)、及び1651年の『リヴァイアサン』(Leviathan)での思考実験において、彼が考える自然状態における人間の有様を表すために持ち出した表現を言う[注釈 1]


注釈

  1. ^ ホッブズは、この万人の万人に対する闘争状態がもたらす堪え難い暴力と不安を取り除くために、すべての個人は、それ自身の行動の自由を完全に放棄し、国家、つまりリヴァイアサンという人為的な存在を作り上げることにしたのだ、と説いた。
    • P.G.ヴィノグラドフ 著、末延三次,伊藤正巳(共訳) 編『法における常識』岩波文庫、1972年。  p.31

出典



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万人の万人に対する闘争

出典:『Wiktionary』 (2017/04/15 17:52 UTC 版)

成句

万人バンニン万人バンニンタイする闘争トウソウ

  1. 人間社会自然状態においてはほしいもの獲得するため、お互い争い続け状況となるという、トマス・ホッブズが『市民論(De Cive)』において唱えた仮説

由来}



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