一般的な適合表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/22 13:26 UTC 版)
エトルリア研究家の間では今日、以下の表で表される一般的なアラビア数字との適合表がある(但し、huθとśaに関しては4か6かで、絶えず新たな証拠が見つかるため、常に議論の的となっている)。 エトルリア数字アラビア数字θu 1 zal 2 ci 3 śa 4 maχ 5 huθ 6 semφ 7 *cezp 8 nurφ 9 śar 10 *θuśar 11 *zalśar 12 *ciśar 13 huθzar 14 *maχśar 15 *śaśar 16 ciem zaθrum 17 eslem zaθrum 18 θunem zaθrum 19 zaθrum 20 cealχ 30 *huθalχ 40 muvalχ 50 śealχ 60 semφalχ 70 cezpalχ 80 *nurφalχ 90 2011年10月、アルティオリと彼の同僚は93個のエトルリア・サイコロから「6が記号上でhuthと同じで、4がsaに相当する確たる証拠である」と発表した。 2006年には、S. A. ヤストレムスキーがzarがśarと同義で、「12」を意味する証拠を発表した(cf. zalが「2」 であり、zaθrumが「20」である、一方でhalχは「10」を意味する)。彼の解釈によると、huθzarは「17」ではなく「16」として使われ、それ故huθが「4」で有る事を証明する形となった。 17,18,19を意味する言葉は、ラテン数字の命数法にduodeviginti(18)とundeviginti(19)と言う形で影響を与えている。これは、それぞれ「20より2少ない数」,「20より1少ない数」(エトルリア語で-(n)emは英語のfromを意味する)という意味である。18と19の形態は、新ローマ語からは消えてしまったのである。 エトルリア数字がインド・ヨーロッパ祖語を起源とする形跡は、今の所見つかっていない。
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