ヴァリエテとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ヴァリエテの意味・解説 

バリエテ【(フランス)Variété】


バリエテ【(フランス)variété】

読み方:ばりえて

バラエティー」に同じ。

[補説] 書名別項。→バリエテ


ヴァリエテ

作者宮本百合子

収載図書宮本百合子全集 第3巻 小説
出版社新日本出版社
刊行年月2001.2


ヴァリエテ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 10:11 UTC 版)

ヴァリエテ
Varieté
監督 E・A・デュポン
脚本 E・A・デュポン
原作 フェリックス・ホレンダー
製作 エーリッヒ・ポマー
出演者 エミール・ヤニングス
リア・デ・プッティ
ワーウィック・ウォード
マリー・デルシャフト
撮影 カール・フロイント
カール・ホフマン
製作会社 ウーファ
配給 ウーファ
パラマウント映画
中央映画社[1]
公開 1925年11月16日
1926年6月27日
1927年5月20日[2][3]
上映時間 102分
製作国 ドイツ
言語 無声
テンプレートを表示

ヴァリエテ』(: Varieté)は、1925年公開のドイツサイレント映画。フェリックス・ホレンダーの小説『Der Eid des Stephan Huller』をE・A・デュポン監督で映画化。

日本でも公開され、ヨーロッパ映画としては稀に見る興行成績を収め[4]、第4回(1927年)キネマ旬報ベストテンでは第2位に選出された[2]映画理論家帰山教正はとくに性的表現を高く評価したうえで、若い女性にリピーターが多く、「此の映画を見て姦通をした婦人がある」と伝えている[5]。なお、公開時の邦題は『曲藝團(ヷリエテ)』だった[1][3][6]

タイトルの「ヴァリエテ」とは曲芸団のこと。空中ブランコのシーンは、ベルリンに実在したヴィンターガルテン劇場の設定。ブランコにカメラを乗せ、迫力のある画を撮っている[7]

監督のデュポンは1931年にトーキー版を『泣き笑ひの人生』という題名でリメイクしている。

あらすじ

ハンブルクで怪しげな見世物小屋を経営しているボスのところに、水夫がベルタ・マリーという娘を連れてくる。

マリーに恋したボスは妻子を捨てて逐電。ベルリンの曲芸団に入り、空中ブランコで生計を立てる。

ある日、空中ブランコの第一人者アルチネーリが二人に目をつけ、トリオを組まないかと申し出る。ボスとマリーは承諾。ヴィンターガルテン劇場での三人の興行は大ヒットする。

マリーは初老のボスより若いアルチネーリを好きになる。二人はボスの目を盗んで密会を繰り返す。

友人たちの落書きで事実を知ったボスはショックを受ける。しかし、空中ブランコのショーは続けなければならない。ボスは動揺する気持ちを抑え、アルチネーリを受け止める。

しかし、その我慢も限界に達し、とうとうボスはアルチネーリを殺害してしまう。

刑務所に服役したボスのところに手紙が届く。それはマリーからではなく、捨てた妻子からの手紙だった。

キャスト

脚注

  1. ^ a b 『映画五十年史』鱒書房、1947年、143頁。 
  2. ^ a b 『日本映画発達史 (2) 無声からトーキーへ』中央公論新社、1976年、125頁。ISBN 978-4122002968 
  3. ^ a b 東京朝日新聞 昭和2年5月19日夕刊の広告(帝国館、武蔵野館)
  4. ^ 『映画五十年史』鱒書房、1947年、161頁。 
  5. ^ 『映画の性的魅惑』文久社書房、1928年、161-164頁。 
  6. ^ 森岩雄『映画脚本二十講 : トーキー・サイレント』映画知識社、1930年。 
  7. ^ Eric, Rhode (1985). A History of the Cinema: from its origins to 1970. New York, USA: Da Capo Press. pp. 184–185. ISBN 978-0-306-80233-1 

外部リンク



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヴァリエテ」の関連用語

ヴァリエテのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヴァリエテのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヴァリエテ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS