ワムフ1形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/02 15:08 UTC 版)
ワムフ1形は、ワキ1形にヨ2000形車掌車に準じた車掌室を設けた構造の15トン積み有蓋緩急車である。1937年および1938年に30両(ワムフ1 - 30)が日本車輌製造で製造された。基本的な仕様は、ワキ1形のタイプ3に準じており、有蓋室の3箇所と両開き式の荷役用扉に側窓が設けられている。台車もワキ1形と同じく高速用鋳鋼製台車のTR24であるが、荷重の偏積に配慮して、枕ばねの板ばねが貨物室側が3連、車掌室側が2連、同じく軸ばねが2重、1重とされている。 戦後の1953年から1954年にかけて、当時既に廃車となっていた2両(ワムフ10, 29)を除いた28両が貨物室を縮小してトイレ、洗面所および天井水槽を設置され、ワムフ100形(ワムフ170 - 197)に編入されて、ワムフ1形は形式消滅となった。 各年度による改造工場と両数は次のとおりである。 1953年(昭和28年)度 大宮工場 10両、後藤工場 5両 1954年(昭和29年)度 大宮工場 10両、後藤工場 3両
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