ワインガムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 食物 > 菓子 > ガム > ワインガムの意味・解説 

ワインガム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/28 06:55 UTC 版)

バセッツ (Bassett's) のワインガム

ワインガム(英文表記: Wine gumsまたはwinegums)は、硬く噛みごたえがあるグミのような菓子。「ガムドロップ」という菓子に似ているが、ワインガムは表面を砂糖でコーティングされていないのが特徴である。動物性ゼラチンから製造され、甘味料・香味料・着色料と混ぜ合わされる。ワインガムはアイルランドイギリスのほか、ニュージーランド南アフリカ共和国カナダ、そして他のヨーロッパ中部の国々で一般的な菓子製品である。人気の高いブランドにはバセッツ (Bassett's) があり、イギリスやアイルランドではメイナーズ (Maynards) が挙げられる。名称はワインガムであるが、実際にワインは含まれていない。この名称は、「上質のワインを味わうのと同様」で、すぐ消えることが無い果物のほのかな風味から付けられたものである。このため、それぞれにポートワインジンラム酒白ワインといった、アルコール飲料の呼称が付けられている。製造元のキャドバリー・シュウェップス社によれば、赤と黒が最も人気のある色だという。

歴史

ワインガムは小さな菓子屋を営んでいたチャールズ・リリー・メイナードを父に持つ、チャールズ・ゴードン・メイナードにより、1909年リビアで考案された。厳格なメソジスト教徒で絶対禁酒主義者であった父親のチャールズ・リリー・メイナードは、息子のゴードンが「ワインガム」を考案したと聞き、もう少しで彼をクビにするところだった。しかしチャールズ・ゴードンは、父にワインガムのレシピには実際のワインが入っていないことを知らせたのである。

1990年、メイナーズ社はイギリスの菓子メーカーでキャドバリー・シュウェップス社の子会社である、トレバー・バセット社に買収された。2002年に、メイナーズのワインガムは売上が4千万ポンドに達している。

ワインガムは「チャーリーとチョコレート工場」の作者、ロアルド・ダールお気に入りの菓子である。彼はベッドの横にワインガムを瓶に詰めて置いていたため、毎晩就寝する前に味わっていたという。

参考

外部リンク





ワインガムと同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ワインガム」の関連用語

ワインガムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ワインガムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのワインガム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS