ローライと初期の近代二眼レフカメラ
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「二眼レフカメラ」の記事における「ローライと初期の近代二眼レフカメラ」の解説
近代二眼レフカメラとして発売された最初のカメラは1929年にドイツでフランケ&ハイデッケ(現ローライ)から発売されたローライフレックスオリジナルである。これは同社がそれ以前に出していた三眼式ステレオカメラから撮影レンズを一つ取る形で開発され、スタイルは最初から洗練されかつほぼ完成していた。これに対抗しツァイス・イコンはイコフレックス、フォクトレンダーはスパーブを発売して名門メーカーの意地を見せたが使いにくく、前者の後継機はだんだんローライに似て行き、後者は後継機が出なかった。その後発売された二眼レフカメラの殆どはローライフレックスや、その普及版ローライコードの形式を踏襲したものである。 ローライフレックスシリーズはアタッチメントのバヨネット化、オートマット化、レンズの大口径化、220フィルム対応と順調に改良を続け、非常なるロングセラーとなった。 ローライコードシリーズは前述の通り本来ローライフレックスシリーズの普及版であったが、速写性があり軽量だったこともあって、一時報道用や旅行用カメラとして、単なる普及版以上の地位を占めた。ローライのアタッチメントのバヨネットマウントは事実上二眼レフアタッチメントの世界共通規格となった。
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