ロームルス王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 09:22 UTC 版)
詳細は「王政ローマ」および「サビニの女たちの略奪」を参照 ロームルス王は儀式を行った後、元老院を創設した。その後、法律を制定し、城壁を拡大させていった。一方、女性人口が極端に少なかったため、ロームルスの指示でローマ人の男はネプチューンの祭礼の際にやって来たザビニ人の未婚女性を拉致した。それに対し、ティトゥス・タティウス率いるザビニ人がローマに攻め込んだが、戦いの最中に、拉致されてローマ人の男の妻になっていたザビニ族の女が戦いに割って入り、戦争を止めるように言った。そして、ローマとザビニ族は合併して新たな国を作り、ローマを首都にし、タティウスとロームルスは共同君主になった。その後、タティウスが殺害された後、ロームルスは再び単独の王になり、フィデナエ、ウェイイ等と戦った。在位30数年の後、ある日ロームルスは嵐の中の稲妻と共に忽然と姿を消した。そして、ローマ人によってロームルスはクゥイリーヌス神として神格化され、建国の父となった。また、妻のヘルシリアもホラ[要曖昧さ回避]神になった。
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