ロバート・ガスコイン=セシル_(第7代ソールズベリー侯爵)とは? わかりやすく解説

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ロバート・ガスコイン=セシル (第7代ソールズベリー侯爵)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/29 21:15 UTC 版)

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第7代ソールズベリー侯爵
ロバート・ガスコイン=セシル
Robert Gascoyne-Cecil
7th Marquess of Salisbury
2013年のソールズベリー侯
生年月日 (1946-09-30) 1946年9月30日(75歳)
出身校 オックスフォード大学クライスト・チャーチ
所属政党 保守党
称号 第7代ソールズベリー侯爵ガーター勲章ナイト(KG)、ロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・コマンダー(KCVO)、枢密顧問官(PC)
配偶者 ハンナ・アン

内閣 メージャー内閣
在任期間 1994年 - 1997年

庶民院議員
選挙区 サウス・ドーセット選挙区英語版[1]
在任期間 1979年5月3日 - 1987年6月11日[1]

貴族院議員
在任期間 1992年1月1日 - 現職[1]
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第7代ソールズベリー侯爵ロバート・マイケル・ジェームズ・ガスコイン=セシル: Robert Michael James Gascoyne-Cecil, 7th Marquess of Salisbury, KG, KCVO, PC, DL1946年9月30日 - )は、イギリス政治家貴族保守党に所属し、メージャー内閣で王璽尚書貴族院院内総務(在職1994年-1997年)を務めた。

19世紀後半に3度にわたって首相を務めた第3代ソールズベリー侯爵高祖父にあたる。

経歴

第6代ソールズベリー侯爵ロバート・ガスコイン=セシルとその妻マージョリーの長男として生まれる[2]

イートン校を経てオックスフォード大学クライスト・チャーチへ進学[2]

1972年に父がソールズベリー侯爵位を継承したのに伴い、その嫡男の儀礼称号クランボーン子爵を使用する[2]

1979年から1987年までサウス・ドーセット選挙区英語版から選出されて保守党所属の庶民院議員を務める[2]

父がいまだ存命の1992年1月1日に繰上勅書により第13代エッセンドンのセシル男爵位を継承し、貴族院へ移籍した[1]1992年から1994年まで国防省政務次官を務める[2][3]

1994年から1997年にかけては王璽尚書貴族院院内総務を務める[3]

トニー・ブレア労働党政権下の1999年、世襲貴族の全議席を削除する貴族院法案が提出されたが、クランボーン卿は保守党貴族院院内総務として政府との交渉にあたった。ウェザリル卿英語版の作成した修正案を大法官アーバイン卿英語版に認めさせ、世襲貴族の議席を92議席残すことに成功した[4]。彼自身も1999年11月17日一代貴族のガスコイン=セシル男爵に叙されたことで貴族院の議席を保った[5][1]

2003年7月11日に父の死去により第7代ソールズベリー侯爵位を継承した[2]

2010年5月25日から貴族院議員を休職[3]

2012年9月にはダイアモンド・ジュビリー(女王在位60周年記念式典)英語版テムズ川野外劇英語版の準備委員会議長としての功績によりロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・コマンダー(KCVO)を受勲した[6]

2019年2月27日ガーター勲章を受勲した[7]

栄典

爵位

1992年1月1日繰上勅書で父ロバート・ガスコイン=セシルから以下の爵位を継承した[2] [8]

1999年11月17日に以下の爵位を新規に叙された[2][8]

  • ラトランド州におけるエッセンドンのガスコイン=セシル男爵 (Baron Gascoyne-Cecil, of Essendon in the County of Rutland)
    (勅許状による連合王国一代貴族爵位)

2003年7月11日の父ロバート・ガスコイン=セシルの死去により以下の爵位を継承した[2][8]

勲章

その他名誉職

家族

1970年に陸軍軍人ウィリアム・スターリング・オブ・キーア中佐の娘ハンナ・アンと結婚し、彼女との間に以下の5子を儲けている[2]

  • 第1子(長男)クランボーン子爵ロバート・エドワード(1970-):ソールズベリー侯爵位の法定推定相続人
  • 第2子(長女)エリザベス・アン嬢(1972-):
  • 第3子(次男)ジェームズ・リチャード卿(1973-)
  • 第4子(次女)ジョージアナ嬢(1977-)
  • 第5子(三女)キャサリン嬢(1977-)

出典

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e UK Parliament. “Viscount Cranborne” (英語). HANSARD 1803–2005. 2014年3月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k Lundy, Darryl. “Robert Michael James Gascoyne-Cecil, 7th Marquess of Salisbury” (英語). thepeerage.com. 2014年3月20日閲覧。
  3. ^ a b c Marquess of Salisbury”. www.parliament.uk. 2014年5月28日閲覧。
  4. ^ 田中(2009) p.241
  5. ^ "No. 55676". The London Gazette (英語). 23 November 1999. p. 12466. 2011年4月13日閲覧
  6. ^ a b The 2012 Diamond Jubilee Honours List”. royal.gov.uk. 2014年3月20日閲覧。
  7. ^ a b New appointments to the Order of the Garter announced”. The Royal Family (2019年2月27日). 2019年2月27日閲覧。
  8. ^ a b c Heraldic Media Limited. “Salisbury, Marquess of (GB, 1789)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年7月22日閲覧。

出典

外部リンク

グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国議会
先代:
イヴェリン・キング英語版
サウス・ドーセット選挙区英語版選出庶民院議員
1979年1987年
次代:
イアン・ブルース英語版
公職
先代:
ウェイカム男爵英語版
貴族院院内総務
1994年1997年
次代:
リチャード男爵英語版
王璽尚書
1994年1997年
党職
先代:
ウェイカム男爵英語版
保守党貴族院院内総務英語版
1994年1998年
次代:
第2代ストラスクライド男爵
グレートブリテンの爵位
先代:
ロバート・ガスコイン=セシル
第7代ソールズベリー侯爵
2003年 – 現在
次代:
現在
イングランドの爵位
先代:
ロバート・ガスコイン=セシル
第13代エッセンドンのセシル男爵
(繰上勅書により)

1992年 – 現在
次代:
現在



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