ロッククローラーバギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/02 01:37 UTC 版)
「バギーカー」の記事における「ロッククローラーバギー」の解説
元来、高速度の路面追随性を求めない車軸懸架系であるホーシング可動領域からの衝撃からフレームを保護するバンプラバーを薄目にしつつ、ホーシングを持つクロスカントリー向け4駆ハイリフト車やジープが主だったエントラントであった車版のトライアル競技であるロッククローリング競技の参加に、これまでの市販車種では場面によってはホーシング可動域の底突きにより特殊なギャップ乗り入れ方法でもデフロックを用いらない限り2輪が浮いてしまう様なギャップを乗り越えるには限界があった。また、リスク承知で無理のあるギャップでの接地性を犠牲にしてスピードで勢いをつけてギャップキャンセルという形で追随できない谷に対処するほかなかった。 そこで安全性を求めた結果更なる低速域でのギャップハイト(ギャップの高さ)接地追随性能を求め、市販の4駆車のシャシーをベースとし、リヤセクションを切り取ったボディにパイプフレームを組み前後のホーシング可動領域を高めた車体、或いは元からオープンホイールで設計としながらホーシングを持つ車体で一気に急勾配を駆け上がるコース取り等もある事から、「ロッククローラーバギー」と呼ばれるようになり、エントラントとして加わるようになると近年、メーカー主催イベントなどで賑わいを見せている。
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