レーダーによる地図作成と命名
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 07:00 UTC 版)
「マクスウェル山」の記事における「レーダーによる地図作成と命名」の解説
金星の大気圏にある恒久的かつ厚い雲を調査し表面を観測するためにレーダーを使用している科学者は1967年にプエルトリコのアレシボ電波望遠鏡を使って金星の最高地点を発見しマクスウェル山と命名した。 1978年、宇宙探査機パイオニア・ヴィーナス1号が金星の軌道に入り金星表面の電波観測を試みたが、この観測で初めて金星表面の地形図が作成されることになり、同時にマクスウェル山が金星表面の標高平均値以上の最高地点であることが確認された。 山の名前は数学的物理学者で利用可能なレーダーを生み出す故に金星表面の観測を可能にするまでに至った電波の存在を予測したジェームズ・クラーク・マクスウェルに因んでいる。 通常金星の地形が命名されるとき由来が女性や女神の名前に因むものだがこの山やアルファレジオ、ベータレジオは名祖が異なる3つの例になっている。 また、トーマス・ゴールドの求めにより1970にレイ・ユルゲンスが最初に命名、1976年から1979年の間に国際天文学連合の惑星システム命名ワーキンググループ (IAU/WGPSN) によって承認された。
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