レース競技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 23:34 UTC 版)
1980年代初頭は、車輪は転がり抵抗が最小となる垂直に取り付けられていたが、二の腕付近が車輪に触れることで皮膚が擦り剥け出血するため、皮膚を保護するためのテーピングをしてレースに臨む選手が多かった。しかし車いすのオーダーメイド化が進むにつれ、結果的にハの字になった。 なお接地面が大きくなり、転がり抵抗が増える欠点は、空気圧を高くしタイヤの変形を小さくすることで、カバーしている。 ハの字のメリット腰の横であるため、ハンドリムを上から押す(叩く)際、真下に腕を振りおろせるため、力を入れやすい。 ハンドリムが斜めになっているため、上から押す際に摩擦を得やすい。腕を下ろせば下ろすほど、ハンドリムが広がって手に近づいていくような感触が得られる。 デメリットホイールの内側が低くなるため、段差等で損傷しやすい。 ホイールの外側が高くなるため、荷重がかかった際に、タイヤが外側に外れやすい。 ※ なお車輪が斜め回転することにより、直進を妨げるような力が発生することはないと考えられる。(「地球ゴマ」参照)。従って、曲がりやすくするために車輪を斜めに取り付けているというのは誤解である。
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