レース後の騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/01 05:25 UTC 版)
「1993年日本グランプリ (4輪)」の記事における「レース後の騒動」の解説
レース後、セレモニーなどを終えたセナは、エンジニアであるジョルジョ・アスカネッリと広報マネージャーであるノーマン・ハウエルとともにジョーダンチームの控え室に出向いた。セナはその場にいたアーバインに対し、周回遅れになる際素直に道を譲らず、ラップリーダーである自分を危険にさらしたと注意した。アーバインは自分のレースをしていただけで、マナー違反などしていないと言い返し、ワールドチャンピオンの警告を受け流した。セナはこの態度に激昂してアーバインの右側頭部を左手で払った。 テレビカメラのない密室での出来事だったため、この一件は「セナがアーバインを殴った」と報道され、しばしメディアを騒がせた(後に、このやり取りを録音した音声テープが公開された)。国際自動車連盟 (FIA) はアーバインを本部に召喚して事情聴取を行い、セナに対して6ヶ月の執行猶予つきで2戦出場停止処分を科した。 この件に関し、セナは「周回遅れのせいで本当に怖い思いをした。こんなのはプロじゃない」と語り、放送禁止用語を使うほど苛立っていた。
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