レオン・フラピエとは? わかりやすく解説

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レオン・フラピエ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/10 13:46 UTC 版)

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レオン・フラピエ
レオン・フラピエ(1908年頃)
誕生 レオン・ウジェーヌ・フラピエ(Léon Eugène Frapié
(1863-01-27) 1863年1月27日
フランス帝国パリ
死没 (1949-09-29) 1949年9月29日(86歳没)
フランスパリ
職業 小説家
言語 フランス語
国籍 フランス
文学活動 写実主義
代表作 第2回ゴンクール賞に選ばれた『母の手英語版[1][2]1904年
『女生徒』(1905年
主な受賞歴 第2回ゴンクール賞1904年
デビュー作 『田舎の女教師』(1897年
ウィキポータル 文学
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母の手英語版』の表紙絵

レオン・ウジェーヌ・フラピエフランス語:Léon Eugène Frapié1863年1月27日 - 1949年9月29日)は、フランスパリ出身の小説家

初代ゴンクール賞受賞者ジョン=アントワーヌ・ノー英語版に次いで、保育園に務める主人公ローズと、貧民層の子供達の様子を写実的に書いた『母の手英語版[1][2]』により1904年の第2回ゴンクール賞を受賞したことで知られる。

フラピエの『母の手 (1933年の映画)英語版』は1933年にフランスの映画監督ジャン・ブノワ=レヴィ英語版マリー・エプスタン英語版によって映画化された。この映画では主人公のローズは当時コメディ・フランセーズで人気を博していたマドレーヌ・ルノーが演じ、1935年ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞トップ外国映画部門を受賞した。

また『母の手 (1949年の映画)フランス語版』は1949年にも同国の映画監督アンリ・ディアマン=ベルジェ英語版によって映画化されている。

その他の代表作に『女生徒(L’Écolière)』があり、これは太宰治短編小説女生徒』の由来となった。

パリの20区にあるレオン・フラピエ通りフランス語版に名を残している。

作品

  • 『田舎の女教師(L'Institutrice de province)』(1897年) - フラピエの処女作
  • Marcelin Gayard』(1902年)
  • 『女の手(La Maternelle)』(1904年) - 第2回ゴンクール賞受賞作、深尾須磨子訳、平凡社から出版されている
  • Les Obsédés』(1904年)
  • 『女生徒(L’Écolière)』(1905年) - 桜田佐訳、岩波文庫から出版されている
  • La Boîte aux Gosses』(1907年)
  • La Figurante』(1908年)
  • Les Contes de la maternelle』(1910年)
  • Les Contes de la guerre』(1915年)
  • Les Bonnes Gens』(1918年)
  • Nouveaux Contes de la maternelle』(1919年)
  • Les Amies de Juliette』(1922年)
  • Les Filles à marier』(1923年)
  • La Divinisé』(1927年)
  • L'Enfant perdu』(1929年)
  • Gamins de Paris
  • Les contes de Paris

脚注

  1. ^ a b 原題は『ラ・マテルネル』(フランス語で「保育園」を意味)だが、邦題では1934年深尾須磨子によって訳され平凡社から出版された『母の手』である。その為、本記事では『母の手』として取り扱う。
  2. ^ a b 母の手 (平凡社): 1934|書誌詳細 - 国立国会図書館サーチ、2016年3月21日閲覧。

参考文献




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