リー・カルホーンとは? わかりやすく解説

リー・カルホーン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/25 09:43 UTC 版)

オリンピック
陸上競技
アメリカ合衆国
1956 メルボルン 110mハードル
1960 ローマ 110mハードル

リー・クインシー・カルホーン、またはカルフーン (Lee Quincy Calhoun、1933年2月23日 - 1989年6月22日)は、アメリカ合衆国ミシシッピ州出身の元陸上競技選手。110mハードル1956年メルボルンオリンピック1960年ローマオリンピックと2大会連続金メダルを獲得した選手である。

経歴

1956年メルボルンオリンピックに出場したカルホーンは110mハードル決勝に進出し、同僚のジャック・デービスをゴール前わずかにかわし、金メダルを獲得。優勝タイムの13.5秒は自己ベストを約1秒も縮めるという驚異的な自己ベストであった。

2連覇を目指した1960年ローマオリンピックの直前に、カルホーンは13秒2の世界タイ記録を樹立。オリンピックでは優勝候補と目され、決勝では同僚のウィリー・メイと13秒8の同タイムながらわずかに先着し、2大会連続の金メダルを獲得した。

カルホーンは、ノースカロライナ中央大学の学生であった1956年、1957年には全米学生選手権の120ヤードハードルで優勝し、さらにAAU選手権でも110mハードルでは1956年、1959年、120ヤードハードルでも1957年に優勝している。

カルホーンは引退後、大学の陸上部のコーチとして複数の大学において従事。1976年モントリオールオリンピックではコーチとして参加している。

主な実績

大会 場所 種目 結果 記録
1956 オリンピック メルボルン(オーストラリア) 110mハードル 1位 13.5秒
1959 パンアメリカンゲームズ シカゴ(アメリカ合衆国) 110mハードル 2位 13.7秒
1960 オリンピック ローマ(イタリア) 110mハードル 1位 13.8秒

関連書籍

  • ロベルト・L・ケルチェターニ著 『近代陸上競技の歴史 1860-1991 誕生から現代まで<男女別>』 ベースボール・マガジン社 1992年、114-116ページ ISBN 4-583-02945-4

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