リバティー制度の形骸化と緩和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 18:08 UTC 版)
「北谷女性殺害事件」の記事における「リバティー制度の形骸化と緩和」の解説
在日米軍の勤務時間外行動指針リバティー制度では、一定階級以下の外泊や飲酒の制限を設けているが、以前から形骸化しており、また、2018年の暮れから4月にかけて在日米軍内での制度の緩和をすすめてきた。2019年3月8日には、四軍司令官のエリック・スミス中将が「島を楽しんでください」と、大幅な制度緩和を発表していた。また、容疑者はリバティー制度で午前1-5時までの外出禁止対象者だったが、捜査1課によると母親の来日を理由に外泊許可が出されていた。 リバティー制度が守られず外泊許可を出していた件に関し、事件後の4月24日、米軍キャンプ瑞慶覧で、事件に抗議した北谷町の町議員団が米海兵隊政務外交部長のダリン・クラーク大佐と面談した際に、「99.9%の兵士が制度を順守している」「逆に、なぜリバティー制度(の緩和)が(住民に)不安を与えているのか聞きたい」と居直る場面もあった。一方で、県議団の「軍の接触禁止令にもかかわらず、なぜ外泊許可がだされたのか」に関しては答えなかった。
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