リネア・タザリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/05 06:37 UTC 版)
「タザリア王国物語」の記事における「リネア・タザリア」の解説
(Linea Tazalia, 聖階暦2004年 - )タザリア王クレイトス・タザリア 3世の皇女。母はエスナ・タザリア王妃。(系図参照。)錆色の長い髪をした容姿端麗な美少女で、王族にふさわしい知性と誇りを持ち父王を心から尊敬している。しかし、わがままかつ気分屋で教育係のマネスラーの授業の最中でも自分のしたいことしかせず、高慢であるため自分の家族でさえも、弟ジューヌは情けないほど内気だから、兄タスティンは庶子だから、母エスナは(リネアにとって)たいしたことのない田舎貴族の出身だからという理由で軽蔑している。さらに問題なのはジグリットへの妄執的な執着と苛烈な虐めである。リネアのたいていの行動と同じく退屈を紛らわすこともその目的の1つだが、「ジグリットの死」を知らされた彼女がショックで寝込んでしまったことからもわかるように、本人の意図しないジグリットへの好意の裏返し(ツンデレ)という面もある。そのためジグリットと親しくしている女性は彼女の反感を買って同様の仕打ちを受けることがあり、彼女の侍女のテマジは腰の骨を折る大けがを負わされ半身不随となり故郷へ帰されることになった。2018年にはジグリットの逃げ場をなくすため、新たな侍女のアウラにジグリットの仲間の家に放火させている。 ジグリットがジューヌ皇子と入れ替わったことにいち早く気づいたが、そのままにしておいた方が面白いと考えてアウラ以外には知らせず、それ以降ジグリットには本物のジューヌ皇子以上に優しくしている。 リネアの陰湿な行為には気分を害する読者も多いようだが、物語上重要な人物でありファンも多い。
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