リサイクルインクカートリッジ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 01:06 UTC 版)
「エコリカ」の記事における「リサイクルインクカートリッジ」の解説
使用済みの純正品インクカートリッジをエコリカ回収BOXと言う販売店舗等に設置した自社の回収箱で回収し、クリーニングを行った後に互換インクを充填した物を販売している。このリサイクルインクカートリッジは「グリーン購入法適合商品」となっている。 対応メーカー(2017年4月現在)はキヤノン、セイコーエプソン、日本HP(旧ヒューレット・パッカード)、ブラザー工業、リコーの5社である。この互換リサイクルカートリッジのうち、バリューシリーズ(エプソンIC50シリーズ、日本HPの一部の対応の互換品)ではICチップが暗号化され完全にリセットされていないためインク残量の表示ができない商品がある。 リサイクルインクカートリッジは全てメーカーの純正品そのものにインクを再充填する形で再利用している。このインクは他社のリサイクルを含む互換インクのような色ムラなどが発生しないよう、純正品に近い成分を調合するようにしており、純正品との混成での使用も可能とうたっている。このことから、2014年10月からの1年間における日本のパソコンプリンター用インクのシェアでは、互換品だけでは73%でトップ、純正品を含めてもキヤノン、セイコーエプソンに次ぐ3番目のシェアを誇っている。 しかし、2020年10月、キヤノン製のカートリッジのICチップの仕様が変更され、インクを充填しリセッターをかけたものであっても、「残量なし」と表示され、事実上使用できないようにしたとして、キヤノンを相手取り、損害賠償訴訟を起こした。
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