ラーンナー史学史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 17:11 UTC 版)
プラヤー・プラチャーキットコーラチャック (チェーム・ブンナーク)(タイ語版)が1899年『ヨーノック年代記』を編集し、出版したのが始まりとされる。チエンマイ大学では1964年の開設時から、地域史としてこの『ヨーノック年代記』をテキストにラーンナー史の教育・研究を行った。のち、1970年代から加速度的に研究が進んだ。また、ラーンナー史を教える大学もチエンマイ大学だけでなく、チエンマイ師範大学、パーヤップ大学などが存在する。 ただ、未批判であったり一次史料もあり、考古学的調査も未完ともいえる。ラーンナー王朝が展開した地域は、雲南、ミャンマー、ラオスなど多くの国にまたがっており、政治的・言語的な理由などから、これらの地域すべての地域の文献、考古学資料を網羅するのは難しい。また、タイ国内にも未発見の数の史料(タムナーン)が寺院などに人知れず眠っているとも考えられている。
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