ラ・マルセイエーズ以外のフランス国歌
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フランスは歴史が長く、国歌の慣習が定着した時代に体制が何度も変わっているため、かつて国歌・準国歌だった歌も数が多い。 アンリ四世万歳(Vive Henri Ⅳ!)- フランス革命前、および復古王政期の国歌。 神は偉大な王を守る(Grand Dieu Sauve Le Roi)- フランス王国の準国歌。この国歌は後世に多大な影響を残した事で知られている。現在のイギリス(女王陛下万歳)、リヒテンシュタイン(若きライン川上流に)の国歌、現在のノルウェーの王室歌でもある。また、以前はドイツ帝国(皇帝陛下万歳)、ロシア帝国(ロシア人の祈り)などの国歌であり、アメリカ合衆国の旧国歌(My Country, 'Tis of Thee)などの原曲でもある。 門出の歌(Le chant du depart)- 第一帝政期の国歌。 ラ・パリジェンヌ(La Parisinenne)- 七月王政(オルレアン朝)期の国歌。 ジロンド派の歌(Le chant des girondins)- 第二共和政期の国歌。 シリアへ旅立ちながら(Partant pour la Syrie)- 第二帝政期の準国歌。 インターナショナル(L'Internationale)- パリ・コミューンの革命歌、後のソ連国歌。政治情勢次第ではフランスの国歌にもなった可能性がある。 元帥よ、我らここにあり!(Marechal, nous voila!)- ヴィシー政権の準国歌。ドイツ占領地域では三色旗とラ・マルセイエーズは禁止されていた。 パルチザンの歌(フランス語版)(Le chant des partisans)- 自由フランスの準国歌。第四共和政の国歌の座をラ・マルセイエーズと争った。
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