ラダメス・リズとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ラダメス・リズの意味・解説 

ラダメス・リズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 03:40 UTC 版)

ラダメス・リズ
Radhames Liz
ドスラレドス・オウルズ #29
楽天時代
(2016年 東京ドームにて)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国
出身地 エル・セイボ州エル・セイボ
生年月日 (1983-10-06) 1983年10月6日(41歳)
身長
体重
189 cm
91 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2003年 アマチュア・フリーエージェントとしてボルチモア・オリオールズと契約
初出場 MLB / 2007年8月25日
KBO / 2011年4月2日
NPB / 2016年3月26日
CPBL / 2019年3月23日
最終出場 KBO / 2013年
NPB / 2016年6月8日
CPBL / 2019年10月4日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ラダメズ・コリー・リズ・ガルシアRadhames Corey Liz Garcia, 1983年10月6日 - )は、ドミニカ共和国・エル・セイボ州エル・セイボ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。メキシカンリーグユカタン・ライオンズ所属。

経歴

オリオールズ時代

2003年ボルチモア・オリオールズと契約を結んだ。この年は、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグでプレーした。

2004年は、前年同様ルーキー級ドミニカン・サマーリーグでプレーした[1]

2005年にアメリカに渡り、A-級アバディーン・アイアンバーズとA級デルマーバ・ショアバーズでプレーした。

2006年はA+級フレデリック・キーズでプレーした。この年の、オールスター・フューチャーズゲームに選出された。

2007年はAA級ボウイ・ベイソックスでプレーした。この年のイースタンリーグのオールスターゲームに選出された。6月1日のハリスバーグ・セネターズ戦では、ノーヒットノーランを達成した。8月24日にメジャー初昇格し[2]、翌25日のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦でメジャーデビューを果たした。

2008年は、大半をAAA級ノーフォーク・タイズでプレーした。

パドレス傘下時代

サンディエゴ・パドレススプリングトレーニング参加時(2010年)

2009年11月25日にウェーバーサンディエゴ・パドレスへ移籍した。

2010年は、傘下のAAA級ポートランド・ビーバーズでプレーした。

2011年1月5日に解雇された。

韓国球界時代

2011年1月7日にKBOLGツインズと契約を結んだ。LGでは主力投手として活躍し、8月26日には韓国プロ野球史上最速となる161km/hを記録[3]

2013年も年間を通して活躍し、最多奪三振のタイトルを獲得した。オフには、オリックス・バファローズが獲得に向けて調査していた[4]が、実現しなかった。

2014年開幕前のキャンプでを故障し、解雇された。

ブルージェイズ傘下時代

2014年3月8日にトロント・ブルージェイズとマイナー契約を結んだ[5]。傘下のAAA級バッファロー・バイソンズへ異動となった。開幕は故障者リストで登録され、AA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツで迎えた。2014年はメジャー昇格できなかった。

パイレーツ時代

2014年11月20日、ピッツバーグ・パイレーツと2年総額300万ドルで契約した。

2015年5月25日にDFAとなり[6]、6月3日に傘下のAAA級インディアナポリス・インディアンズに配属された。その後、ロースター拡大に伴って9月1日にメジャー昇格したが、15日に再びDFAとなり、11月4日に自由契約となった。

楽天時代

2015年11月26日、東北楽天ゴールデンイーグルスと1年契約、年俸1億円[7]で契約合意したことが発表され、背番号は49に決まった[8]。翌年1月29日にジェイク・ブリガムジャフェット・アマダーと共に入団会見が行われた[9]

2016年、開幕を一軍で迎え[10]、3月26日の対福岡ソフトバンクホークス戦において同点の11回表に6番手で来日初登板し、1回を投げ被安打1、奪三振2、与四球1、無失点で初ホールドを記録した[11]。6月1日の対阪神タイガース戦では初先発登板し、6回を投げ4失点で敗戦投手になった[12][13]。11月19日、2017年の契約を行わず退団が決まったことが球団から発表され[14]、12月2日付で自由契約選手となった[15]

楽天退団後

2017年は所属球団はなく、ドミニカ共和国のウィンターリーグに参加した。12月21日にミルウォーキー・ブルワーズとマイナー契約を結んだ。

2018年6月2日に自由契約となった。オフには前年と同じくドミニカのウィンターリーグに参加。

台湾球界時代

2019年2月1日、CPBLLamigoモンキーズと契約したことが発表された。登録名は「李茲」。

チームが楽天モンキーズとなった2020年も契約したが、心身のコンディションが整っていないことから台湾に来ることができず、開幕前に退団となった。

メキシカンリーグ時代

2021年2月23日、メキシカンリーグのユカタン・ライオンズが獲得したことを発表した。同年は10試合に先発登板し、4勝3敗、防御率3.96、50奪三振の成績を残した。2022年は15試合に先発登板し、3勝5敗、防御率3.96、69奪三振の成績で、チームのリーグ優勝に貢献した。

2022年12月2日、タイラー・アレクサンダーとのトレードでティフアナ・ブルズに移籍。2023年4月5日に一度リリースされるも、5月19日に正式契約を結んだ。6試合に先発登板し、1勝0敗、防御率2.96、20奪三振の成績で、6月25日に解雇された。

同年7月8日、ドスラレドス・オウルズと契約を結んだ。

選手としての特徴

楽天入団以前に最速163km/hを計測したことがあり、常時150km/h台の球を投げる[7]。変化球はツーシームカーブスライダーなどを投げる[16]

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
2007 BAL 9 4 0 0 0 0 2 0 0 .000 122 24.2 25 3 23 1 1 24 3 0 21 19 6.93 1.95
2008 17 17 0 0 0 6 6 0 0 .500 393 84.1 99 16 51 3 3 57 6 0 67 63 6.72 1.78
2009 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 16 1.1 8 1 2 0 2 1 0 0 10 10 67.50 7.50
2011 LG 30 28 1 0 0 11 13 0 0 .458 719 164.2 149 11 84 0 15 122 8 1 79 71 3.88 1.42
2012 32 25 1 0 0 5 12 5 0 .294 656 151.1 138 6 68 3 9 144 13 1 68 62 3.69 1.36
2013 32 32 2 1 0 10 13 0 0 .435 837 202.2 153 11 88 1 20 188 8 0 78 69 3.06 1.19
2015 PIT 14 0 0 0 0 1 4 0 0 .200 106 23.1 26 4 12 2 3 27 1 0 11 11 4.24 1.63
2016 楽天 5 2 0 0 0 0 3 0 1 .000 59 11.2 17 1 9 1 0 13 1 0 9 9 6.94 2.23
2019 Lamigo 30 27 0 0 0 16 6 2 1 .727 686 161.2 155 19 58 1 6 179 4 1 84 75 4.18 1.32
MLB:4年 42 21 0 0 0 7 12 0 0 .368 637 133.2 158 24 88 6 9 109 10 0 109 103 6.94 1.84
KBO:3年 94 85 4 1 0 26 38 5 0 .406 2212 518.2 440 28 240 4 44 454 29 2 225 202 3.51 1.31
NPB:1年 5 2 0 0 0 0 3 0 1 .000 59 11.2 17 1 9 1 0 13 1 0 9 9 6.94 2.23
CPBL:1年 30 27 0 0 0 16 6 2 1 .727 686 161.2 155 19 58 1 6 179 4 1 84 75 4.18 1.32
  • 2019年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績



投手(P)












2007 BAL 9 0 0 0 0 ----
2008 17 3 7 3 0 .769
2009 2 0 0 0 0 ----
2015 PIT 14 2 2 0 0 1.000
MLB 42 5 9 3 0 .824
  • 2018年度シーズン終了時

タイトル

KBO
CPBL

表彰

CPBL
  • 月間MVP:2回(投手部門:2019年6月、2019年8月)

記録

初記録
NPB
その他の記録
CPBL

背番号

  • 58 (2007年、2011年 - 2013年、2015年)
  • 62 (2008年 - 2009年)
  • 49 (2016年)
  • 38 (2019年 - 2020年)

脚注

  1. ^ Host family makes Liz feel at home in U.S.
  2. ^ Liz makes big league debut vs. Twins
  3. ^ 인터뷰 도미니카에 있는' 리즈, "메리 크리스마스. 눈 보고 싶어요"]
  4. ^ オリが長身163キロ右腕リズを調査
  5. ^ Jays sign Korean league K leader Liz
  6. ^ Gitlin, Marty (2015年5月25日). “Pirates SP Charlie Morton back; RP Radhames Liz designated”. fantasynews.cbssports.com. 2015年9月9日閲覧。
  7. ^ a b 楽天 新助っ人右腕は最速163キロ「先発も抑えもできる」 スポニチ Sponichi Annex 2015年11月27日掲載
  8. ^ 【ラダメス・リズ選手】契約合意に関して 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト 2015年11月26日配信
  9. ^ 新外国人選手の会見について 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト 2016年1月29日配信
  10. ^ 【2016シーズン】3/25(金)開幕戦の出場登録選手を発表 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト 2016年3月23日配信
  11. ^ 2016年3月26日 楽天イーグルス 対 福岡ソフトバンク 成績詳細 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
  12. ^ 楽天 リズ、来日初先発は6回4失点黒星、3ラン浴び「悔い残る」 スポニチ Sponichi Annex 2016年6月1日掲載
  13. ^ 2016年6月1日 楽天イーグルス 対 阪神 成績詳細 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト
  14. ^ 外国人選手の退団に関して 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト 2016年11月19日配信
  15. ^ 2016年度公示 自由契約選手 NPB.jp 日本野球機構
  16. ^ 楽天の剛腕新外国人、リズが初ブルペン 全球種試し40球 スポニチ Sponichi Annex 2016年2月7日掲載

関連項目

外部リンク


ラダメス・リズ(在籍年度2011-2013)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:19 UTC 版)

LGツインズ」の記事における「ラダメス・リズ(在籍年度2011-2013)」の解説

東北楽天ゴールデンイーグルス

※この「ラダメス・リズ(在籍年度2011-2013)」の解説は、「LGツインズ」の解説の一部です。
「ラダメス・リズ(在籍年度2011-2013)」を含む「LGツインズ」の記事については、「LGツインズ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ラダメス・リズ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ラダメス・リズ」の関連用語

ラダメス・リズのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ラダメス・リズのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのラダメス・リズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、WikipediaのLGツインズ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS