ヤコブの梯子に見る記述「神々が現れた」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 15:54 UTC 版)
「エロヒム」の記事における「ヤコブの梯子に見る記述「神々が現れた」」の解説
旧約聖書創世記28:10-13で、ヤコブが夢に見た、天使が上り下りしている、天から地まで至る梯子の記述がある。ここで現れるエロヒムは、単数の「神」と翻訳されながらも、ヘブライ語聖書では複数形動詞と共に表されていた。 また同じく創世記35:7にある「神がそこで彼に現れた」という箇所でも、元のヘブライ語の「現れた」は複数形であるため、翻訳は「神々が現れた」となるべきだった。しかし1960年代に編纂された新英語聖書は、認可されたバージョンが間違っていて、本来は単数形の「神」だと主張している。このように、聖書の中にもエロヒムという名前が複数の動詞を伴って使用されている例が複数あるが、翻訳や編集が繰り返される中で、定義が不明瞭になることも多かった。
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