ヤコブの子ら
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 10:18 UTC 版)
「ヤコブ (旧約聖書)」の記事における「ヤコブの子ら」の解説
ヤコブは4人の妻を持ち、12人の息子と1人の娘がいた。 ラバンの娘レアの子 - ルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン、一人娘であるディナ ラケルの下女ビルハの子 - ダン、ナフタリ レアの下女ジルパの子 - ガド、アシェル レアの妹ラケルの子 - ヨセフ、ベニヤミン 彼らがイスラエル12部族の祖となったといわれるが、話は少し複雑である。まず、レビ族は祭司の家系であって継承する土地を持たないので12部族には入らない。またヨセフ族はなく、ヨセフの息子エフライムとマナセを祖とするエフライム族、マナセ族が加わることで十二部族となっている。このうちユダ族とベニヤミン族、レビ族以外の10部族は北イスラエル王国滅亡後に歴史から姿を消し、「イスラエルの失われた10支族」(イスラエルの失われた10部族)と呼ばれることになる。即ち、この意味ではユダヤ人とはイスラエルの子孫すべて(イスラエル民族)を指すのではなく、厳密にはユダ族・ベニヤミン族の2支族にレビ族を加えた人らを指す。尤も、現在はイスラエル民族全般と改宗ユダヤ教徒もユダヤ人に含む概念が一般に浸透している。
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