モンスター (2003年の映画)
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| モンスター | |
|---|---|
| Monster | |
| 監督 | パティ・ジェンキンス |
| 脚本 | パティ・ジェンキンス |
| 製作 | ドナルド・カシュナー ブラッド・ワイマン シャーリーズ・セロン マーク・ダモン クラーク・ピーターソン |
| 製作総指揮 | アンドレアス・グロッシュ スチュワート・ホール サミー・リー ミーガン・ライリー=グラント アンドレアス・シュミット |
| 出演者 | シャーリーズ・セロン クリスティーナ・リッチ |
| 音楽 | BT |
| 撮影 | スティーヴン・バーンスタイン |
| 編集 | アーサー・コバーン ジェーン・カーソン |
| 製作会社 | メディア8エンターテイメント DEJプロダクションズ デンヴァー・アンド・デリラ・プロダクションズ VIP Medienfonds K/W Productions |
| 配給 | |
| 公開 | |
| 上映時間 | 109分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $5,000,000[1] |
| 興行収入 | $64,200,321[1] |
『モンスター』(Monster)は、2003年のアメリカ合衆国の犯罪伝記映画。パティ・ジェンキンス監督・脚本。シャーリーズ・セロン主演。実在した元娼婦の連続殺人犯、アイリーン・ウォーノスの生涯を映画化した。
それまでステレオタイプな美人女性役が多かったセロンの演技は役作りのためにおよそ14kg(30ポンド)増量し、さらに特殊メイクを施して撮影に臨んだ。その迫真の演技が評価され、アカデミー主演女優賞、第54回ベルリン国際映画祭銀熊賞、ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門) など数々の賞を受賞した。
ストーリー
娼婦のアイリーン(シャーリーズ・セロン)は、バーで同性愛者のセルビー(クリスティーナ・リッチ)と出会う。セルビーは彼女のことが好きになり、やがて彼女たちは愛し合うようになる。二人で一夜を過ごす為のホテル代を稼ぐ為にアイリーンは客をとるが、客から暴行を受けたことで、逆に殺してしまう。その後、二人の生活のためにアイリーンは合法的な収入源を得ようとするが、彼女の気性のせいもあり、そのうえ、職業訓練を受けておらず世間的な常識もない彼女が職に就くのは難しいことだった。金銭的に窮し、社会に受け入れられないことに絶望した彼女は売春に戻ることにするが、そこでまた衝動的に殺人を犯してしまうのであった。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- アイリーン・ウォーノス: シャーリーズ・セロン(高乃麗)
- セルビー・ウォール: クリスティーナ・リッチ(小林沙苗)
- トーマス: ブルース・ダーン(西田健)
- ドナ: アニー・コーリー(塩田朋子)
- ヴィンセント・コーリー: リー・ターゲセン(手塚秀彰)
- ウィル: マーク・マコーレー(田原アルノ)
- ジーン: プルイット・テイラー・ヴィンス(桜井敏治)
- エヴァン: マルコ・セント・ジョン(稲葉実)
- ホートン: スコット・ウィルソン(西村知道)
- チャールズ: ブレット・ライス(星野充昭)
受賞とノミネート
| 年 | 映画賞 | 部門 | 対象 | 結果 |
|---|---|---|---|---|
| 2004 | 第76回アカデミー賞 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2004 | 第61回ゴールデングローブ賞 | 主演女優賞 (ドラマ部門) | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2005 | 第58回英国アカデミー賞 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | ノミネート |
| 2004 | 第10回全米映画俳優組合賞 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2004 | 第4回アメリカン・フィルム・インスティチュート賞 | 年間トップ10映画 | モンスター | 受賞 |
| 2004 | 第54回ベルリン国際映画祭 | 金熊賞 | パティ・ジェンキンス | ノミネート |
| 銀熊賞 (女優賞) | シャーリーズ・セロン | 受賞 | ||
| 2004 | 第16回シカゴ映画批評家協会賞 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2004 | 第9回クリティクス・チョイス・アワード | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2005 | 第16回GLAADメディア賞 | GLAADメディア賞映画賞 (拡大公開部門) | パティ・ジェンキンス | ノミネート |
| 2004 | 第19回インディペンデント・スピリット賞 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 新人脚本賞 | パティ・ジェンキンス | ノミネート | ||
| 新人作品賞 | モンスター | 受賞 | ||
| 2005 | 第15回ロンドン映画批評家協会賞 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | ノミネート |
| 2003 | 第75回米国映画批評会議賞(NBR賞) | ブレイクスルー演技賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2004 | 第38回全米映画批評家協会 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2003 | 第69回ニューヨーク映画批評家協会賞 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | ノミネート |
| 2003 | 第3回ニューヨーク映画批評家オンライン | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2004 | 第7回オンライン映画批評家協会 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | ノミネート |
| 2005 | ロバート賞 | 最優秀アメリカ映画 | モンスター | ノミネート |
| 2003 | 第2回サンフランシスコ映画批評家協会賞 | 主演女優賞 | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
| 2004 | 第8回サテライト賞 | 主演女優賞(ドラマ部門) | シャーリーズ・セロン | 受賞 |
出典
- ^ a b “Monster(2003)”. The Numbers. Monster (2003) - Box Office and Financial Information. 2021年2月9日閲覧。
外部リンク
「モンスター (2003年の映画)」の例文・使い方・用例・文例
- 彼がモンスター関係の商品をチェックする
- 獣ヶ原ではモンスターに出会うかもしれない。
- パックマンが、ある条件を満たすと追ってくるモンスターを逆襲して食べることができる。
- 世界中のモンスターと戦えるのかぁ・・・。腕がなるなぁー。
- モンスタータンカーという油送船
- この冬,「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」,その他のすばらしいコンピュータ・アニメーション映画の制作者が,あなたを,オーストラリアのグレート・バリアリーフでの,わくわくするような水中の冒険に誘う。
- 2003年の他のヒットは,「ポケットモンスター―アドバンスジェネレーション」,「名探偵コナン―迷宮の十字路」,「黄泉(よみ)がえり」,「座(ざ)頭(とう)市(いち)」だった。
- セロンさんは「モンスター」での演技により2003年のアカデミー賞を受賞した。
- 彼らは「ドラゴンボール」や「ポケットモンスター」とともに育っているので,それらのキャラクターが日本生まれであることは彼らにとってたいした問題ではありません。
- モンスターズ・ユニバーシティ
- この映画は,人気のコンピューター・アニメのファンタジー・アドベンチャー「モンスターズ・インク」の前の物語だ。
- マイク・ワゾウスキはモンスターズ・ユニバーシティで新生活を始めようとしている。
- マイクは小さいころから,モンスターズ・インクの怖がらせ屋になることを夢に描いてきた。
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