モハ40形、モハ41形をモハ51形へ改造・編入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/19 01:35 UTC 版)
「国鉄51系電車」の記事における「モハ40形、モハ41形をモハ51形へ改造・編入」の解説
当時の大阪鉄道局では、42系を4扉化して40系電動車と台車を振り替え、4扉・低速化した42系を城東・西成線に投入、代わりに42系の台車を履いた40系電動車を京阪神緩行線に投入する計画を立てた。当初は大鉄所属のモハ40形、モハ41形全車をモハ51形に改造する予定であったが、戦局の悪化によりモハ40形からの改造は1944年および1945年施工の7両、モハ41形からの改造は1943年および1944年施工の5両が実施されたのにとどまった。このうちモハ40形からの改造車は、後位側の運転台機器と前照灯を撤去したのみで、乗務員扉などの先頭車としての造作はそのまま(後の更新修繕により乗務員室扉を埋め込んで座席を設置、窓を設けた)であった。同時に座席の撤去等も実施されたため、モハ51形は従来の「クロスシートを装備した3扉車体の片運転台式の電動車」から「3扉車体の片運転台式の高速型電動車」に性格が変化している。 番号の付番は以下のとおりであるが、未施行車が多いため欠番も多く発生している。 41002(台車振替)→51059(改番)→51062 41006(台車振替)→51063(改番)→51066 41007(台車振替)→51064(改番)→51067 41008(台車振替)→51065(改番)→51068 41009(台車振替)→51066(改番)→51069 40007(台車振替・片運転台化)→51075 40010(台車振替・片運転台化)→51078 40012(台車振替・片運転台化)→51080 40015(台車振替・片運転台化)→51083 40016(台車振替・片運転台化)→51084(戦災廃車) 40017(台車振替・片運転台化)→51085 40018(台車振替・片運転台化)→51086 40019(台車振替・片運転台化)→51087 モハ41形からの改造車に再改番が生じているのは、計画変更により半流線型の41053 - 41055を従来車の追番(51058 - 51060)とするためである(実際は未施工)。
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