メンミウスの告発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 16:47 UTC 版)
「マルクス・アエミリウス・スカウルス」の記事における「メンミウスの告発」の解説
この決定にプレブス(平民)の怒りの声が大きくなったが、動揺する元老院をスカウルスが抑えた。収まりのつかないガイウス・メンミウス (護民官)(英語版)はあちこちのコンティオ(集会)でこの偽りの降伏を告発し、スカウルスらの汚職を証明するため当時プラエトルであったロンギヌスにユグルタを召喚させることが決定された。スカウルスはこのメンミウスの弾劾を受けたベスティアの弁護を行ったが、そのとき葬列が通りかかった。スカウルスは以前遺言もなく死亡したある金持ちの遺産を手に入れたと非難されており、メンミウスはスカウルスに向かって「見ろスカウルス、死体が通るぞ、あれの遺産も手に入れるのか」と挑発したという。ロンギヌスに説得され、哀れみを誘う姿でローマへやってきたユグルタだったが、怒り狂うプレブスたちは口々に彼の処刑を言い立てた。しかしユグルタは護民官の一人を買収し、コンティオでの証言を妨害させた。
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