メタリック箔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/20 02:37 UTC 版)
一般にアルミなどの光沢金属の真空蒸着層を含むホットスタンプ箔で、金属の光沢を呈する。アルミの色はそのままシルバー色と呼ばれている。また、アルミ蒸着の直前の層を透明黄色の着色をすれば、ゴールド色が表現出来る。メタリックブルー、ピンクなど各種が用意されている。 紙用としては、チョコレートなどの食品外箱、ウイスキーやワイン、日本酒などのラベル、化粧品の外箱など、プラスチック用としては化粧品容器(リップスティック、マスカラ、コンパクトなど)に広く使われている。 現在の化粧品容器で、加飾目的で金属が使用されている例は少ない。ほとんどの場合、プラスチック成型品にホットスタンプや直接蒸着で金属の薄い皮膜を作り、金属の代用をしている。 家電製品にもメタリック箔が広く使われている(後述)。ハウジングの多くはプラスチック(ABS, PC-ABSアロイ他)の射出成形品が使われており、表面加飾が求められる。その一つの手段がホットスタンプである。映像音響機器は高級感と堅牢性を意図した金属皮膜を表面全体に加飾する目的でホットスタンプの技法が広く使われている。この場合のメタリック箔は一般的なアルミ蒸着およびしてスズ(TIN)の蒸着被膜を保有するメタリック箔が使用される。
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