メカニカルマウスの登場当時
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/20 04:34 UTC 版)
「マウスパッド」の記事における「メカニカルマウスの登場当時」の解説
コンピュータの入力機器としてマウスが登場した当初は、2次元の動きをボールの転がりで検知する方式(メカニカルマウス)が主流であった。机上面が滑りやすい・汚れている・凹凸が激しいといった場合には、マウスの底面に内蔵されたボールの転がりが悪くなり、ポインティング操作に支障をきたす。ボールの表面は主にゴムでつくられており、マウスを動かすことでX軸・Y軸の動きを検出するエンコーダーに直結している小さなローラーが動かされることにより、ポインティングのための数値が検出される構造になっているが、このローラーとボールとの摩擦力があまりにも弱いとボールは滑ってしまい、結果的にユーザの求める動きが得られない。GUI環境を使っていくうえで、マウスの動作の不調はユーザに多大なストレスや操作のミスを生じさせる。このボールの転がりを良好にするため、シリコーンやゴム、スポンジなど摩擦の生じやすい材質でできた平らなシートを下に敷くというのが、マウスパッドの本来の役目である。
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