ムガベの辞任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 23:39 UTC 版)
「2017年ジンバブエクーデター」の記事における「ムガベの辞任」の解説
11月20日にチウェンガが記者会見を行い、ムガベが「最終的な解決策と国のロードマップに向けた手続きを始めた」ことを明らかにした。また、この記者会見では、前第1副大統領のムナンガグワがジンバブエに帰国するという事も明らかにされた。21日、議会ではムガベがグレース夫人に権力奪取を許したことを理由に弾劾手続きを開始。同日、ムガベは辞表を提出し、37年間に及ぶ長期政権に幕が下りた。第2副大統領のフェレケゼラ・ムフォコ(英語版)が大統領代行に即日就任したが、ムフォコはジンバブエ国内にいないとされた。23日、国防軍との交渉の中で辞任と引き換えにムガベの刑事訴追を免除することが承認されていたと、ロイター通信などが報道した。この取り決めには、グレース夫人らの身の安全や財産の保障も含まれており、独立に大きな業績を残したムガベの支持者への配慮が目的とされる。24日、ムナンガグワが就任式を行い正式に大統領に就任した。30日に新政権の閣僚を発表したが、国軍高官が重用される一方、期待されていた野党からの入閣はなかった。その後、チウェンガは12月28日に第1副大統領に就任し、翌29日には国防大臣にも就任した。
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