ムガムの音階
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 07:52 UTC 版)
近年、アゼルバイジャン民謡は民謡芸術として注目され始めた。歌と楽器による民謡はポリフォニーの要素を含む。民謡を特徴付ける最たるものは旋法構造の発達である。ムガムには7つの主要旋法があり、シュル、ラスト(アゼルバイジャン語版)、セガー(アゼルバイジャン語版)の3つが特に有名であり、残り4つがシュシュタル(アゼルバイジャン語版)、バヤティ=シラズ(アゼルバイジャン語版)、チャハルガー(アゼルバイジャン語版)、ヒュマユン(アゼルバイジャン語版)である。また、3つの付帯的旋法として shahnaz, sarendj, chargah がある。以前はそれぞれの旋法が特有の鮮やかな感情的意味を持っていると考えられていた。全ての旋法が強く構成された音階を持っており、安定した主音(マイェ)を持ち、それぞれの旋律機能を持つ。 ザルビ・ムガムは9つの旋法を持つ。カラバフ・シカスタシ、ヘイラティ(アゼルバイジャン語版)、アラズバリ、サマイ・シャムス、マンスリッヤ、マニ、オヴシャリ、ヘイダリ、カスマ・シカスタである。
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